前のケース5で見たように、株主価値と時価総額のグラフを見れば、バリュー株投資のコンセプトに基づいて、買える銘柄・買えない銘柄・手放す銘柄が判断できると思います。
直近の株主価値(バリュー)と時価総額の位置関係に加えて、これまでバリューがしっかり成長してきているかを確認したら、あとは自分の投資余力(資金)や既存の持ち株とのバランスを考えながら、売買を進めることになります。
バリュー株投資を始めるベストなタイミングは、バリューが堅調に増加しているなかで市場評価がそれに追いついていない時でしょう。あるいは、バリューが変わらないままなのに市場評価が急に低下した時なども買い出動の狙い目です。ただしこの場合は株価が下落する局面で買い向かう手法となるので、しばらく下落トレンドに巻き込まれてしまう可能性があります。
それとは逆に、すでに銘柄を保有している状態で、株価がバリューに近づいてきたり、上回って評価が「割高」に転じたりした時は、その銘柄を売却するよいタイミングになるでしょう。