企業は、資金調達を行い、固定資産などの設備投資を行い、商品や材料を仕入れ、製品やサービスを生産し、それを販売して回収する、というサイクルを繰り返して事業を進めます。このサイクルが順調に回り続けているかどうかを一目で分かるようにグラフ化したのが、シェアーズのバリューチェーン分析です。
過去10年にわたる株主資本、固定資産、仕入債務、棚卸資産、売上高、売上債権のレベルを棒グラフで並べてありますので、企業活動のどの段階が順調か、どこが滞っているのか、そして長期的な傾向がみられるかどうかを分析することができます。
例えば、「投資(設備)」が右肩上がりで増えている企業は、将来の収益の種をまいている状態だといえるでしょう。また、「生産」と「販売」が同じペースで増えていれば、事業が拡大している様子が掴みとれます。「生産」は右肩上がりなのに「販売」が頭打ちになっているようなグラフの場合には、在庫がたまっていることを示唆します。
バリューチェーンのグラフを全体的に眺めて、どこが伸びているか、どこが滞っているかを確認しつつ、企業が今どの成長ステージにいるのかを考えてみましょう。