私たちが株式投資で利益を上げるためには、どうすればいいのでしょうか?その答えは皆が知っています。
上がる株を買えばよい。
怒られそうですが、実際は単純です(私たち、金融・証券の世界では、物事を複雑化することによって儲けようとする人が、実際にはとても多いのです)。
さてここで、個人投資家にとっての至上命題は、その「上がる株」がわからないということだと思います。ですから、利益を上げるためには「上がる株」というものを本質的に理解する必要があります。
株価が上下する要因は、以下の2つのいずれかしかありません。
1.全体相場は、私たち個人でどうにもなるものではありません。またこれを予測することは誰にも出来ません。諦めましょう(80%のエコノミストの予測は外れるのが現実です)。
したがって、個人投資家は、
2.企業固有の状況を考える必要があると思います。
この、2.会社固有の状況は、さらに二つに分けることができます。
(1)人気が出る可能性
(2)割安さ(価格と価値のギャップ)
(1)企業に人気が出るとは、その株をほしがる人が、売りたい人よりも多くなること、つまり需要と供給のギャップが生まれるということです。
例えば、最近では、ライブドアという会社の社長が、プロ野球の球団を買収する、という報道をして、会社の知名度と人気が上がりました。その結果、株価も上昇しました。
(2)企業の“価値”と“価格”のギャップとは、企業の本質的価値に対して、人気のない企業の場合、安い評価(値段)が付けられていること状態をいいます。
例えば、「ステップ」という田舎の学習塾がありますが、この企業の価値が、ざっくり100億〜120億円あります。ところが、この会社の値段(株価の総額:時価総額といいます)は、 76億円です。つまり、誰も知らないので今は人気がなく、安いということです。
私の知る限り、日本人の60%の人は、証券マンに勧められるまま理由なく、ソニーなどの有名企業株を買っています。35%の人は、(1)の理由:「人気が出るのではないか、という予想(妄想)」で株を買います。残りの5%の人は、(2)企業の“価値”に基づいて投資をします。
飲み屋で株の話になると、一番多いパターンは、「●●が、今度、○○ってとこと合併するらしいよ。この株、買うべきじゃない?」、「これからは、高齢化社会だから、○○がいいらしいよ」というものです。
残念ながら、個人投資家が気付いている程度の情報は、すでに株価に織り込まれています(市場関係者はそこまで、おろかではないのです)。
ですから、もし、(1)の理由:人気の出る可能性を根拠に投資をしたいのであれば、本当のインサイダー投資をすべきです。これは個人投資家には、難しいかと思いますし、お縄になると大変なので、私は、(2)企業の“価値”と“価格”のギャップに着目した投資をオススメします。
企業の“価値”の計算さえできれば、私たちは、とても簡単に利益を上げることができるようになります。
学べば学ぶほど、企業の価値に対する確信が深まるので、感情に左右されることがなくなります。まず、毎日、株価とにらめっこすることがなくなります。そして、自分の価値計算に対する自信があれば、投資額を増やせるのでますます利益を上げられるようになるのです。
大事なことは、“事実”に基づく、“正しい投資”です。