皆さんは、よく 「どんな株を買うといいですか?」 と聞かれませんか?しかしこの質問は、あまり有効とは思えません。もう一言、付け加えるといいでしょう。
「どんなストーリーで、その株を買うの?」
株式投資は、“保有する時間軸”で投資の視点が異なります。以下をご覧ください。
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株の保有期間 : 投資の視点
1〜3日 : チャート(板の需給)
1ヶ月 : チャート(移動平均乖離率)
3ヶ月 : サプライズ、相場
半年 : 来期決算
1〜3年 : 成長性と経営者
10年 : 事業素質と企業文化
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1ヶ月以内の短期系売買であれば、チャート中心で株価の変動を捉えることになります。 売買回転で小さく鞘を抜くことで利益を積み上げるこのやり方のポイントは、感情を排した純粋統計理論にもとづく売買(システムトレード)。
3ヶ月の投資は、サプライズや相場など株価を吹き上げる。これが一番ポピュラーな投資スタイルだと思います。普通の人は、株を持つときはせいぜい3ヶ月ぐらいで、それが忍耐力の限界です。しかしインサイダーでもない限り、この手法で勝つのは難しいかもしれません。他の人が知らない自分だけの情報力が必要となるからです。ですが、自分が知っていることは、案外、ほかの人も知っていることなのです。
半年ベースの投資は、“プロ”と呼ばれています。基本的にアナリストは、来期の業績を予想するのが仕事です。そのくらいの周期でレポートを書かないと、仕事にならないからです(逆に3年後に株価が上がっても誰もほめてくれません)。また、日本の市場も基本的に、半期決算(場合によっては四半期決算)で株価がマイナス優秀なアナリストとは、この来期予想を正確に当てることが得意な人です。
1〜3年以上の投資になると、個別企業をじっくり分析することになります。この投資法は、いわゆる「過小評価」(割安株)を探して投資をしているわけですが、そのためには将来のキャッシュフローの積み上げを考え、現在の価値と比べる必要があります。これは、知識(財務と事業)と洞察力の問題で、個人投資家でも勉強すれば可能となります。
いかがでしょうか?
どの株を買うか、よりも、どのような視点(ストーリー)で買うか、のほうが大事だと言えます。
みなさんはどのような投資をしますか?
私なら、「7年後に残っていることが想像できる株」。5年は短すぎるし、10年は長すぎる。7年は妥当かと思います。
個人投資家はアナリストのような制約がありません。じっくり企業価値を高めていける会社で、割安度が高い会社を買っておきます。