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株式投資コラム

誰も気づかない先行指標を見抜け!

投資とは、一言でいえば「コンセンサスとの戦い」です。コンセンサスとは、市場の平均的な考え方を指します。

コンセンサスとの戦いとは、どういうことかというと、他の市場参加者の持っている知識や読み込んでいる情報に対して、その「一歩だけ」先を読む者が勝つということです。

そして、すべての投資家が知ろうとしていることは、たった一つ、その会社が将来生み出す価値(利益・キャッシュ)です。

したがって、他者に先んじて投資収益を上げるため知っておいて欲しいことが何かというと・・・・・企業の利益そのものではなく、その利益の「先行指標」ともいうべきものを知っておく必要があります。

たとえば、石油ビジネスの収益を決める決定的要因は、「為替動向」と「原油調達価格」の2つです。最大規模の新日本石油であろうと、3位のコスモ石油であろうと、その収益はほぼこの二つの外部要因によって決まってしまいます。したがって、石油会社に投資するなら、為替と原油の価格がどのように推移するかをマクロ的に分析しなければなりません。

また、建設会社などのプロジェクト型ビジネスの企業は「仕込み案件数」と「受注残」が利益の先行指標となります。そのため、優秀な投資家は、労をいとわず有価証券報告書などで受注動向の推移を綿密に確認し、その変化に着目してしたたかに投資を行っています。

またコンサルティング会社であれば、人員の数と売上に強い相関があります。たとえば、広報、PRの支援業務を行っているプラップジャパンという会社があります。この業界自体の需要は拡大していますが、供給側のコンサルタントの数が追いつきません。ですから将来の売上予測をするのには、毎期の「採用状況」をウォッチしておく必要があります。うまく採用が進めば取り扱えるプロジェクト数も増え、売上を増加させることが出来るでしょう。

また、教育産業やエステ業界は「前払い型ビジネス」と呼ばれる方法をとっています。これは最初に、顧客にあらかじめ何十回分かのチケットを販売して、その後、顧客がチケットを消化してゆくスタイルです。この場合、顧客から先に預かったお金は、一旦、「前受金」という負債に載り、その後、チケットが消化されるたびに「売上」に変わってゆきます。ですから、このような事業へ投資をする場合は、「前受金」の増加が売上の先行指標となるのです。

いかがですか?人より一歩先に出ることが投資の極意とするならば、ビジネスの先行指標を知っているだけで、ずいぶん投資結果には差がつくのがわかるはずです。

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