ストックからフローへ | 投資情報サイト シェアーズ

株式投資コラム

ストックからフローへ

投資の着眼点は、経験を重ねるに従って、少しずつ変わってきます。

端的にいうと、ストックからフローへという流れです。

どういうことかというと、最初の頃は、ストック、つまり、企業のバランスシートに着目し、現時点での企業の“状態”に基づいて投資判断をするということです。投資指標としてはPBRを中心に企業の資産と市場の評価をみていることになります。

この投資スタイルは、大変、わかりやすいと思います。

なぜなら、財布の中身と、その中身も含めた財布全体の値段を比較するようなものだからです。財布の中身(バランスシート)を見ることができれば誰でも出来ます。

ただし、時がたっても資産自体が増えるわけではないので、市場がその資産価値を評価してくれないかぎり、投資家はリターンを得られません。「タイム イズ マネー」であることを考えると、時とともに投資価値は、実は劣化しているということになります。

この非効率に気づくと次のステップに入ります。

フローを見るということです。

現在の資産価値でなく、新たに産み出すキャッシュの量に着目するということです。そうすることによって、市場がその企業をどう評価するか、よりも企業がどう価値を産み出すか、に焦点がシフトします。

そこで、投資家は、二つの悩みを抱えます。

すなわち、以下2点の問題です。

  1. キャッシュフローと利益とは何が違うのか?
  2. 将来のキャッシュフローを予測するのは難しい

一つ目については、会計について少しだけ学ぶ必要があります。しかし、世の中にはキャッシュフローの本質を端的に説明しているものが少ないと思います。投資家にとって、会計的見地から書かれた本は、ほとんど役に立ちません。なぜなら、我々投資家の目的は、会計という数値の見方ではなく、会計という“結果”とそれを産み出すビジネスという“原因”の「関係」を見抜くことにあるからです。

これが、「会計」と「ビジネス」を別々に学ぶことの問題です。両者は、因果関係であり、切り離すことはできません。

二つ目の将来のキャッシュフローの予測については、さらに問題は深刻です。なぜなら、キャッシュを産み出す事業構造の分析が必要となるからです。ここまでくると、まず世の中には適切な情報やフレームワークがありません。

私はこの2点については、早期に誰でもわかる知識を提供する必要があると考えています。

関連記事・情報
アナリスト注目銘柄を見る
  • ケンコーコム (12/05/17 17:06) 【M&A】楽天と資本業務提携することが発表された当社。...
  • ビックカメラ (12/05/11 16:46) 【M&A】コジマ買収が決まった当社についてエントリー書...
  • コジマ (12/05/11 16:45) 【M&A】ビックカメラの傘下に入ることとなった当社につ...
  • ユナイテッドアローズ (12/05/10 15:38) 【2012年3月期本決算更新】各種チャネル、既存店とも...
  • ディー・エヌ・エー (12/05/09 19:15) コンプガチャ廃止前、最後の決算を分析しました。「ガチャ...
最近、決算発表のあった企業を見る
Ads by Google
クリック証券
SBI証券
ページのトップへ