一般的に言って、個人投資家に人気な銘柄には、次のような銘柄です。
世の中からの注目度が高く、株価も実力より高く評価されがちです。でも、このような銘柄の株価は乱高下することが多く、とてもリスクの高い投資先になりがちです。
今回皆さんに紹介したいのは、「地味」な会社です。地味な会社は、実力があっても、世間から注目されることが少ないので、割安に放置されることがよくあるのです。
さて、「地味」な会社とは一体どんな企業かというと・・・・・
『社名が地味』『事業内容が地味』『人が地味』の三拍子そろった企業は、有望な投資先となりえます。このような企業で、安定してキャッシュを稼ぎだしていれば、期待大です。
では、具体的に見ていきましょう。
社名が地味とは、印象に残りにくい名前を持つ企業のことです。伝説の投資家、ピーター・リンチは、会社の名前と事業内容が一致している会社が大好きだそうです。彼は「退屈な企業」に好んで投資するようですが、「会社の名前と事業内容が一致している会社ほど“退屈”な企業」なのだそうです。
「完璧な株は完璧な会社の株であり、完璧な会社は完璧に単純な事業をやっていて、完璧に単純な事業は完璧に退屈な名前を持つべきである。退屈なほどよいのだ。」(by ピーター・リンチ)
例えば「ザ・パック(3950)」という企業があります。主に、ペーパーバッグやフィルム加工されたパッケージなどの製造販売を行っています。会社の名前、そのまんまの事業内容です(笑)。でもこの企業、成長力こそありませんが、安定的にキャッシュを稼ぎ出しており、良い企業といえないでしょうか。
事業内容が地味とは、縁の下の力持ち的な事業を行っている企業のことです。
たとえば、セントラルサービスシステム(2304)という企業があります。この会社は皿洗いを専門に行っている企業です。ホテルなどにサービス提供しています。費用対効果が高く、好評のようです。
このような企業は、表に出てくることがほとんど無く、認知度が低くなります。そのため、投資家の目に止まりにくく、割安に放置されることが多いようです。
人が地味とは、社長やその他企業の主要人物が目立たない企業のことです。
元スタンフォード大学・経営大学院教授のジェームズ・C・コリンズは、著書「ビジョナリーカンパニー2」の中で、優秀な経営者を次のように表現しています。
「個人としての謙虚さと、職業人としての意思の強さという矛盾した性格の組み合わせによって、偉大さを持続できる企業を作り上げる」経営者。
ジェームズ・C・コリンズは、このようなコツコツタイプの経営者が、社員の支えとなり、長期的に企業価値を高めていくのだと述べています。多くの人が勘違いしているようですが、優秀な企業にカリスマ経営者は必要ではないのです。著者は、膨大な調査を行い、その結果、飛躍を達成した企業は、すべてこのタイプの経営者に率いられていたという結論にしました。
企業にとって社長の存在は偉大です。社長の舵取りによって、企業の将来が左右されます。社長とは、企業の将来像を写しだす、重要な先行指標となのです。検索エンジンで社長の名前を検索し、インタビュー記事等を読んでみてください。そうすることで、社長について詳しく知ることができます。
さて、いかがでしたでしょうか。優秀でありながら地味である企業は、多くの投資家に見過ごされがちです。このような企業を見つけ、こっそりと投資しておくことで、高いリターンをえることができるでしょう。
投資の秘訣を一言で言うと、「過小評価と、過剰反応を見抜くこと」となります。過小評価を見抜くには、人が見ていない価値を見出す力が必要です。過剰反応を利と捉えるためには、人と逆に動く勇気が求められます。そう考えると、自分で投資をすることは、とても大変に見えるかもしれません。でも、あきらめないで経験を重ねていくうちに、きっと成果が上がってきます。6ヶ月学び続けると最初の成果が見えます。2年続けると人は、まったく変わります。一緒にがんばりましょう。
是非、優秀で地味な企業を探してみてください。