ではどうすれば、そのような自分が好きで共感できる会社を見つけることができるのでしょうか。一番オススメするのは、その企業と“接して”、“感じて”みることです。企業に共感できるかどうかを判断するために、その企業のことをより深く理解する必要があります。
Googleで「企業名」「戦略」「競合」などのキーワードをもとに30分も調べれば、その企業について多くの情報が集めることができます。
商品を購入してみる、パンフレットを取り寄せてみる、IRに電話して質問を投げかけてみる、ということも積極的にやってみます。Webサイトを丹念に読み、その会社の製品を実際に試し経営者のコメントがあれば聞きます。最近は、Webサイトなどで個人投資家向け説明会の動画を流している企業も多いでしょう。思いがけないところで、会社の製品に触れたり、企業の従業員と出会ったりということもあります。
そういったコミュニケーションの中から、自分が共感できる企業を、じっくり時間をかけて探し出せばよいのです。その会社に投資をすることがしっくりくるかどうかを確かめてみるのです。
クルマや家を購入するときのことを思い出してみてください。一番肝心なのは“クルマや家、それ自体をどう楽しむか”ということではないでしょうか。株を買うのだって同じはずです。ただ転売するために買うのでは、少しむなしい感じがします。持っていることが誇りになる企業の株を購入すること。そして、それ自体を楽しむことだと思います。
共感できる株に投資することには、経済合理性もあります。“感情のコスト”が低くなるのです。
投資に役立つ決定的な質問をお教えしましょう。それは「あなたの子供を、その会社に就職させたいか?」という質問です。
答えがYesなら、投資先としてあなたの心が賛同しているといえます。
投資とは、単に株を売買することではありません。将来価値を生み出すであろう企業に、自ら“投票”することです。それは、先の参議院選挙と同じ、社会参加の1つなのではないでしょうか。
株式市場は、国営のギャンブル場ではありません。
これから価値を生み出そうとする企業家とそのための原資を提供しようとする勇敢なる投資家との出会いの広場です。
株価だけを追うゲームから離れて、自分の子供に就職させたい企業に投資をしましょう。