株式投資の“7つの習慣”について書いてみようと思います。これは、私たちシェアーズの投資方針でもありますし、きっと、個人で投資をされている人に役に立つと思います。
これはバリュー投資の基本中の基礎です。私たちが投資に確信を持てるケースは、二つの根拠が明らかな時だけです。すなわち、
私たちの第一習慣は、まず、1.価値と価格のギャップに着目することです。それが見えた時にはじめて、2."修正"のストーリーを思索し始めます。人は、株価上昇のストーリーを夢見て株を買います。夢をみるより、シビアな現実に目を向けるという、この地味な考え方が、一番大事と私たちは考えます。
切り口(視点)が有効であれば、事実に基づく判断の結果に裏切られることはありません。バリュー投資家が持つべき基本的な切り口(視点)は、以下の3つぐらいです。
事実を確認する道具はそれほど多くはありません。財務諸表が情報の6割、過去10年の記事が、情報の2割を占めています。残りの2割は、インタビューなどの生情報です。これも地味ですが、大事な習慣です。
大事なことは株価の「上がった、下がった」という結果でなく、その理由です。多くの投資家が株価を追いかけチャート分析に走る理由は簡単で、皆が知っている指標が、ただ1つ、株価という"結果"だけだからです。"結果"をいくらこねくり回しても、次につながる価値ある知見は決して得られません。「学ぶこと」とは、究極的には、世の中の因果関係を理解することではないでしょうか。
いつも投資をしつづける必要はないと思います。割安でない時は投資自体を控えること。決して、手っ取り早く儲けようと思わないこと。これができないと必ず感情の落とし穴にはまります。
人間、誰しも手っ取り早く儲けたいと思うので、じれったい株価の推移に業を煮やし、短期の売買をしかけてしまう人も多いのではないでしょうか?
私はM&Aを数多く経験してきました。基本的に証券市場ではなく、企業の経営という側面に近いため、「企業が価値を生み出す源泉は何か?」を常に問いつづけてきました。今まで様々な企業を見てきて、結局、価値の源泉はどの企業も1つか、2つしかありませんでした。
「その会社の強みを一言で言うと・・・」は私の好きな質問でもあります。そのたった1つを見抜くことは至難です。正直、習慣5は難しいかもしれません。
出来る限りの分析をし終わった後で、最後は、直観に基づいて投資を決めることもあります。これが不思議とうまくいくことがあります。
大発見やノーベル賞のほとんどが、論理性に基づいた「昼の科学」でなく、感性(パトス)に基づく夜の科学(ナイトサイエンス)から生まれていることに通ずるものを感じます。
気楽に投資を楽しみましょう。時には、投資したお金は元々なかったもの、と考える姿勢も大事ではないでしょうか?
かの有名な『バビロンの大富豪』にも出てくる資産形成の第一習慣です。バビロンの遺跡から発掘された石片には、ある奴隷が、借金を返済し、財を成すまでの日記が刻まれていました。
その内容は、・・・
まず収入の1割を、必ず自分の手元にとって置くこと、2割を借金の返済に充てること、 残りの7割で生活することの3点が述べられています。
この石片に刻まれた習慣を実践した大学教授は、見事借金をすべて返済し、財を成したそうです。なるほど、と思わせる深い知恵の詰まった名著です。ポイントは、1割は最初からなかったものとして口座を移してしまうことです。案外、収入の7割で生活しても困るということは少ない。人間は結局感情の動物なのでしょうか。
簡単な7つの習慣ですが、長期間では大きな助けとなると思います。ぜひ、お試し下さい。